NK細胞療法

自己免疫力を高め、がんや老化を予防。
病気を寄せ付けない身体へ

こんなお悩みはありませんか?

  • がん予防や、再発予防がしたい
  • 年齢とともに免疫力が下がってきた気がする
  • いつまでも健康と若々しさを維持したいと思っている
  • 病気やウィルスに感染しにくい身体づくりをしたい
  • 身体の細胞から老化予防がしたい
  • 自分の血液を使って安全でリスクの少ない治療がしたい

NK(ナチュラルキラー)細胞とは?

NK細胞とはナチュラルキラーという名の通り「生まれながらの殺し屋」と言われる免疫細胞の一つです。

がん細胞やウイルスに感染した細胞・老化細胞など、異常な細胞を見つけ次第攻撃します。健康な人でも一日に5000~6000個の細胞ががん化しているといわれていますが、NK細胞がその多くを処理してくれています。NK細胞のおかげで、がんの発症を未然に防ぐことができるのです。

ところが、NK細胞は20歳位をピークに数が減ってきます。がん細胞は40歳位から急激に増えてきますので、NK細胞の活性が低下することと関係が深いだろうと推測されます。老化細胞の増加も同様に、年齢とともに増殖し認知症や循環器病変・肌の衰えなど、いろいろな病気や老化の原因になっていると考えられます。

NK細胞は、異常細胞を攻撃する免疫細胞の中で私たちの体にとって非常に重要な役割を担う主役級の細胞で、常に全身をパトロールし免疫を維持するのに重要な仕事をしてくれるといえるでしょう。

NK細胞とがん治療

NK細胞などを用いた免疫療法は、標準治療である外科手術・化学療法・放射線療法以外の新しいがん治療法の一つです。
従来のがん手術後の再発予防、進行がん・再発がんの治療との併用治療で効果を期待するほか、患者様の生活の質(QOL)の向上に役立てることを目的としています。

外科手術・化学療法・放射線療法ではあまり効果が期待できない、もしくは体力や副作用などの問題からそれらを行うことが難しい場合もあります。(QOL)の向上に役立てることを目的としています。

NK細胞などを用いた免疫療法は、こうした問題を解決する治療法の一つとして期待されます。

NK細胞と老化予防

老化とは生体エネルギーの低下により起こると言われています。兆候としては、皮膚のたるみ・筋肉量の減少・慢性的な疲労・病気・感染などです。
紫外線や化学物質などもその原因となり、がん治療のための放射線療法や化学療法でも増加が認められます。

老化細胞は生体内で長く存在しますが、炎症を促進する様々な因子を分泌することが近年明らかとなりました。この現象は細胞老化関連分泌現象(SASP)と呼ばれています。老化細胞のSASPは加齢に伴う組織機能の低下のみならず、2型糖尿病や動脈硬化など多くの加齢性疾患やがんの発症と密接に関連しています。また、年齢とともに体内に老化細胞が蓄積していくことが分かっており、老化細胞は体に様々な悪影響を引き起こしていると考えられています。

老化細胞によって引き起こされると考えられる疾患
  • 皮膚の老化
  • 慢性的な疲労
  • 動脈硬化
  • 心臓病
  • 脳梗塞
  • 腎機能障害
  • 骨粗鬆症
  • アルツハイマー病
  • 脱毛症

近年、NK細胞は腫瘍細胞の殺傷だけではなく老化細胞の除去にも密接に関わっており、老化予防においても重要な役割(老化細胞の排除やSASPの抑制)を担っていることが明らかとなってきています。

点滴による投与

採血により患者様本人の血液からリンパ球を取り出し、その中のNK細胞のみを更に培養し、活性化・増幅させてから凍結して保存します。一度凍結保存を行う事で患者様の投与スケジュールが組み立てやすくなるのが特徴です。

活性化した事でがんへの攻撃力が強くなり、数を増やした状態で患者様の身体に点滴します。当院では安全で高品質なiNKを用いた免疫療法を提供しています。

投与は静脈からの点滴投与になり、当院で行います。原則として1~4週に1回、3回以上の投与を行います。投与時間は30分程度です。この投与間隔や期間は患者様の病態や併用する治療法の違い、ご希望などにより一人ひとり異なります。

iNKは培養後に凍結保存している為、患者様に合わせたスケジュール調整が可能です。

治療の流れ

1.カウンセリング診察

がん治療や再生医療の知識が豊富な医師が担当いたします。お気軽にご自身の身体のことをご相談ください。

2.血液検査、培養の採血

血液検査とNK細胞培養用の採血を一緒に行います。
血液検査により、
・HIVウイルス
・ヒトT細胞白血病ウイルス1型
・B型、C型肝炎ウイルス
・ヒトパルボウイルスB19
などの検査をさせていただきます

3.NK細胞の培養開始

血液検査の結果に問題がなければ、NK細胞の培養を開始します。

4.培養から2,3週間後に投与開始

2~3週間の培養期間を経て、1回目の投与開始となります。
投与は点滴にて行います。
2回目以降の投与間隔については医師と治療計画を相談していただきます。

診療時間

20分〜30分程

副作用

副作用の心配はほとんどありません。
もともと自分の体にあるものを増やして戻しているので、拒否反応やアレルギー反応などの心配がなく、安全で体に優しい治療といえます。
ほとんどの方に適応できる治療法で、高齢者の方であっても最適な治療といえるでしょう。
まれに免疫反応として微熱が出る場合もありますが、半日ほどで落ち着きます。

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